ぴろりんの山歩き

山登りの記録をメインに 旅行やキャンプ、 チョイと日常生活の話など レポしていく所存でございます♪

2009年11月

搭ノ岳~鍋割山   (その2)

搭ノ岳~鍋割山   ‘09.11.15(日)晴れ                       (いざ鍋焼き山へ?)
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10:30  塔ノ岳山頂
  (休憩15分)
11:55  鍋割山山頂
  (昼ご飯60分)
13:50  金冷し分岐
15:45  戸沢山荘Ⓟ

        (鍋焼きへと続く)イメージ 2                               (今回の目標)イメージ 3
                                                       (鍋割山からの富士)
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くら~ぃ杉林
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実はガイドブックで鍋割山の鍋焼きうどんが評判との情報を知り、     さらに、山先輩のハルさんの「おいしいよ」というお墨付きで。。。。      食い意地のはったぴろりんは今回の山行計画に「鍋割山」をひそかに入れていたのだった。
大倉尾根を下り、金冷しから鍋割山へ1時間ちょっと。。鍋焼きうどん目指して上がる下る上がる下る。
展望の良い道で上り下りをくり返すが楽しい。
自分より下にザーザーと風の音を聞けるのも山での醍醐味だ。

そして鍋割山に到着。すごい人m( ̄○ ̄)mさすが休日である
鍋割山荘のおじさんも大テンパリしながら客をさばいてた
ファミレスの様に名前と個数を書き注文。。。うどんが出来上がったら名前を呼ばれ
うどんと引き換えに代金980円を払う。いなければ、どんどんとばされる。
待ちましたとも30分!!
こんな山の上でこれだけ具だくさんでおいしい鍋焼きうどん!天晴れ!参った!降参!
真っ青ででっかすぎる青空の下での熱いうどんはひっくり返る美味しさだった(⌒~⌒)


金冷しまでピストンで引き返し大倉尾根を下る。
この尾根はガランガランの浮石だらけの階段状の道
歩きにくいうえに下りなので足の負担は大きい。下山客も多くぴろりんのすぐ後ろを歩いてたおばさん
(後におじさんと判明)が何度かすべり、巻き込まれそうになりながら下る(人間距離は開けましょう)

ぴろりん達は戸沢方面に下山しなければならないので途中から天神尾根へ・・・
ついて来る人はいない(マニアックだもんね~)
明るくにぎやかな大倉尾根から分けて暗く寂しい天神へ入ったとたん
「尾根じゃなくね?道・・無くね?」

天神尾根とは名ばかり・・うっそうとした杉林llllllρ(   )lllll まっくら~
踏み跡などほとんど判らない、山肌を直下で下りる?!しかない様なルート
あちこちにペンキのマーキングはあるが、あちこちに散らばりすぎて余計わかりにくい。
要は自分で歩けそうな所を選んで下れ・・・と。。。とりあえず木がいっぱいあるので滑っても下まで
滑落はしまい・・・急降下の箇所はジクザグジグザグ、ボーゲン、ボーゲンで下る。
分岐から50分の道程の筈だが50分での下り方見せてほしい・・・(-_-メ)
下るのではなく落ちてんじゃないのか???

長い・・・とにかく長い・・・下る・・下る・・下る・・・・
足もつらいが精神的にもメゲる道
心身共に疲れきってしまった。
ゴールが見えない一面の暗い杉林。
休みたい、座りたい・・ってか眠い!!わずかの石に座り込む。
もう一歩も歩きたくない・・・とりあえず寝たい・・完全に心が折れたその時・・・・

遠くの沢の音に混じり予期せぬ声が!
「・・・・・パパ・・・・け・・けものの声がする・・・」
「えー?獣?別に聞こえないよぉ?」
パパは耳がちょっととおいので聞こえないらしい
でも、ぴろりんにははっきり聞こえる。「ウォーンウォーン」という唸り声。
(鹿??鹿だよね・・鹿って鳴くっけ?くっクマはヽ(´Д`ヽ)(/´Д`)/イヤァ~・・・やっ山犬?!
山犬の方がいい!!・・・ってオイ!山犬なら勝てるのかよ;;“o(>ω< )o”ヤダヤダ!!鹿!鹿にして~~)などとパニくりながら、ふと気がつく・・・
「パパ・・鈴は?クマ鈴どうした??」
「さっき人が多い所であんまりうるさかったのでしまった」
「しまった~~~??!!!!!はあ?!出せ!出せ!どこ?鈴どこ?」

パニくってるので中々クマ鈴が見つからない
その間にも時折聞こえる「ウォーン ウォーン」

「ヾ(;゜曲゜)ノ ギャアアーー!!歌え!うた歌え~~!」

ぴろりんのあまりの剣幕に普段、無口でクール?なパパ・・・・

「こ~こ~に~人間がぁ~い~ますよ~♪出てきちゃぁ~だ~め~よ~♪こわいんだぞ~~♪」

・・・・とヘンテコな調子のテキトーな歌を歌ってる( ̄_ ̄|||)
「とりあえず、下りよう!下りろ下りろ!」
一歩も歩けなかった筈のぴろりん・・・生への執着が目覚めすごい勢いで下る。
眠気なんかぶっとんだ。足の疲れもぶっとんだ。
下りて下りて下りまくり・・・・・少し冷静になってきた。耳を澄ますと、まだ聞こえる唸り声・・・

「・・・・パパ・・・・チェーンソーかも・・・」
「へ?!何が?」
「獣の声・・・チェーンソーかも・・・」
「はぁ?!・・・・・正体はジェイソンさんでしたか( ̄▽ ̄;!!」
ハハ;ハハハ;;ハハハ;;

暫くすると先を歩いてたパパが止まり
「着いたよ(⌒-⌒)沢が見える」

(ノ´▽`)ノオオオオッ♪着いたあ~!懐かしい戸沢山荘~
下りてきた山を振り返り
「バーカ!バーカ!天神尾根バーカ!」と言い捨てるぴろりん(・・ってお前が選んだルートだろが!)
無事に下山となりました。


教訓。。。。ガイドブックに出てるお勧めルートが一番安全でラクである!

檜洞丸

檜洞丸登ってきました~ 09.11.04(水) 曇り~晴れ               (西丹沢自然教室)
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08:00  西丹沢自然教室
08:55  ゴーラ沢出会い
10:05  展望園地
11:45  檜洞丸山頂
12:40  山頂下ベンチ
     昼ご飯(50分)
14:15  展望園地
15:25  ゴーラ沢出会い
16:15  檜洞丸登山口

         (ゴーラ沢出い)
イメージ 2            (展望園地からの富士)イメージ 3
                  (ぴろりんガンバレ)
イメージ 4                          (檜洞丸山頂)イメージ 5                                        
                                      
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        (山頂からの犬越)
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                                          (熊・熊・熊!!? 鹿)
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               (やっと戻ってきた~)
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丹沢デビューは檜洞丸。
5時に家を出発。道にも迷わず7時前には丹沢湖まで着き、出発地点の西丹沢自然教室まで
後少し・・・という段階で。。。ふと・・・「この先コンビニある?」
昼食用のおにぎりをコンビニで買うつもりでいたのだが。。。
コンビニは2、300メートルに1軒はあるという感覚のぴろりん
しかし、ここはコンビニがあったら景色に同化しない・・・ってかどうみても、ありそうもない!
予定より早く着いたので戻ってコンビニ探し。1時間ロスしてしまった;;
コンビニアクシデントはあったものの8時には出発できた。
ゴーラ沢までの道は初めての木橋にワクワク(けっこう揺れてスリリング)
急登もなく快適な山道ですごく楽しかった^^
ゴーラ沢の水はまさに天然水!おいしいなんてもんじゃない((o(^∇^)o))
紅葉もきれいで、このままずっと留まりたい気持ちを抑えいざ山頂へ(/*⌒-⌒)o レッツゴー♪

沢から階段を上がるとすぐ、檜洞丸、本来の姿を現わした。
丹沢恐るべし!檜洞丸恐るべし!
とにかく険しい!急登しまくる!道狭い!
本には「短い鎖場を越え」とか「ちょっとした急登を」などと簡単な言葉で書いてるが
ぴろりんにとっては大変な難所となる。
ひたすら自分に「ぴろりんがんばれ!ヨイショ!」とデカい声で掛け声をかけ
一つ一つ乗り越えていく。。。この山に棲息してる動物たちにオウムの様な能力があったら
きっと覚えるだろう「ぴろりんがんばれ!ヨイショ!」と。。。
自分を励ましながら登りまくり最後のイヤという程の階段と木道にヒーヒー言いながら
やっとの思いで山頂・・・生憎のガスと強風、寒さだったが登れた達成感と
こんなにキツかったのに「また来たい」と思わせてくれた檜洞丸に感動した。

山頂での昼食は寒いのと強風でムリなので少し下りて食べようという事になり下山道へ・・
あえて難関コースの犬越路方面に向った。
山頂から下りてすぐ急な鎖場のザレて滑りやすい坂がある。
本では読んで知ってたが、知ってるのと実際見るとでは違う。
山頂から下りる途中でぴろりん思わず立ち止まった。
ぴろりんの真正面に道の切れた(その先は間違いなく崖の様な斜面だろう)、ザレ坂はそこから90度に右に曲がってるので見えない・・その角に風に揺られながら立ってるパパ・・その光景を見たとたん
お尻がゾワゾワとした。
この坂を下りて万が一止まれなかったら・・・I can Fly??(飛べねーし!)
無事止まれてもザレ坂で滑ったら??
そして僅かに見える長く続いてそうな細い尾根の上をガスが風で勢いよく流れてる。
高所恐怖症度ゼロ、絶叫マシン大好きのぴろりんが初めて高度と不安定さに
「こわい・・・パパ~こわいよ~」と・・・
戻ってきたパパ・・・「こわい時はやめよう、ピストンで戻ろう」とε=( ̄。 ̄;ホー
そして再び上り返し元来た道を下山。

少し下りた所のベンチで昼食。寒かったので熱い味噌汁とコーヒーがおいしかった( p_q)エ-ン
時間もおしてたので食べてすぐ下山。
箱根の山では下山のエキスパートΣ(- -ノ)ノ エェ!?だったぴろりんも丹沢ではへっぴり腰。
上りのキツさで足も相当に疲労しててふんばりがきかない。
でも道は狭く片側は数百メートル下までの斜面・・・秋色の落ち葉でやわらかく見えるが
落ちたら止まらないだろう。上りと違って体力よりも神経を使う下りだ。
そして上りで「ぴろりんがんばれ!ヨイショ!」とよじ登ってた箇所は
下りでは更に怖ろしい難所に変わる。
2メートル位の岩の段差・・広い平地ならなんて事のない飛び降りてしまえる高さ。
しかしここは山。着地点も岩がゴ~~ロゴロ。そして狭い。
片側はこれまた斜面・・・・・
先に下りたパパが「まず鎖もって!絶対離しちゃダメだよ、足ここにかけて、右足こっちへ」
と指示してくれるが。。。鎖・・・離すなと言われてもイザ加重がかかったら掴んでられるかわからん
あっちだこっちだ言われても足元見れない。手探りならぬ足探りで足のかけられる所を探す。
確認しようと首ひねれば足元見えずに斜面が見えて後悔する・・・
必死に鎖を掴み慎重に下りる。数回こんな事を繰り返しながら時間だけが過ぎる。
山の日暮れは早いので気は焦るが急げない。
普通の下り道も上りの時は上を見てるので何も感じなかったが下りでは否応なく斜面に高度を感じ
慎重になってしまう。
この高度感は今までの山登りでは感じなかったことだ。
箱根の山ではもちろん斜面もあるが、植物は生い茂っていたり何より道が広い!
視覚で高度を感じる事は余りなかった。
ゴーラ沢まで下りきってようやく、緊張が解けた。

ぴろりんのレベルでは時間もかかり困難だったけど、ゴーラ沢から登山口までの山道で
鹿が2匹、姿を見せてくれた。
檜洞丸が最後に優しいプレゼントをくれたようだった。
犬越のルートは今後必ずクリアしたいし、檜洞丸はいろんな事を教えてくれた。
檜洞丸~~~また行くよ~  待ってろよ~ぅ(柳沢慎吾風に)
ブロ友登山隊
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