檜洞丸(登り・ツツジ新道)2010.04.25(日)晴れ
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12:15  山頂発
12:45  神の川分岐
14:40  犬越避難小屋
 (休憩 30分)
16:10  用木沢出会
16:40  西丹沢自然教室
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前回撤収場所に立つ
いくぞー!
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ガンガン下る
かなりの急坂
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振り返ると、もう
かなり下ってきてる

前に見えるは、大室山近いうちに登りに行きます
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これって垂直じゃんここしか無いの?
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この写真のような鎖場をいくつか越える
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やっと見えた避難小屋
もう動けない

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あの分岐からまだ
一時間半もあるの~
踏ん張り効くかな
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あの橋を渡れば林道

お山を見上げれば桜がきれい  無事帰ってこれてよかった  お山に(^人^)感謝♪
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※ 檜洞丸の後編です。前編を読んでない方は、   前編ツツジ新道登り編を、先にお読みください。

さて、檜洞丸下山編です。
本文に入る前に・・・(T-T )( T-T)ウルウル 無事に帰ってこれて良かった!
「ぴろりんの山歩き」の読者様達に再びブログを読んで頂けて良かった!
(-m-)神様!命をありがとう!健康をありがとう!全てをありがとう!!
・・・・決して頭がおかしくなったのではありません・・・・
今回の下山では、あまりに怖ろしく、未だかつて無い気力、体力をフルで活用したので、すっかり人格が変わってしまい、謙虚なぴろりんになってしまいました。。。ちとオーバーですな(^^;;
では、お山の話に・・・・


穏やかな檜洞丸の山頂をたっぷり堪能し、すっかり気を良くしたぴろりん隊は元気に犬越路方面下山道へ
o(゜▽゜ヽ)(/゜▽゜)o レッツゴー♪
いきなり危険を告知する看板が( ̄▽ ̄;!!ガーン
要訳すると。。。まあ危ないから時間と体力に余裕のない人はやめとけよ・・と
ありますとも!!時間も体力も♪♪v(⌒o⌒)v♪♪イエーイ

前回は強風とガスでビビリ進めなかった入り口部も今日はクリア♪
急坂ではあるが素晴らしい展望が広がっている。富士山に見送られ下りる
ゴロゴロした石で歩きにくいが山では普通の事(だいじょぶ♪だいじょぶ♪)
狭い尾根道も(大山三峰もっと狭かったし~全然OK!OK!)
アップダウンをくり返しながら順調に歩を進める。

そして鎖場の登場Σ(=∇=ノノヒィッッー!!たしかに怖い;;何とか下り、途中お尻がモジョモジョするような狭く危険な箇所を過ぎる。これが地図などにでてる小こうげの鎖場、危マークだと思ってた。
とんでもね~~!そこはまだ序の口。。。大こうげにもたどり着いてなかった( ̄□||||!!

この鎖場をかわきりに、ぴろりん隊の修行が始まるのだった。
雑念や欲を捨て、考える事はただひとつ!集中して下りる事!

地図やさん!鎖場は1本や2本じゃない。危マークも一つじゃ足りない!もっとベタベタマーキングしといてください!!ぴろりんみたいのが行っちゃうじゃないですか(○`ε´○)プンプン!!

時々ほっとできる穏やかな山道(この場合の穏やかというのは命に関わる程の危険はないという道です)そこを歩きながら、つぶやく・・・「犬越路というくらいだから、ここはお犬様の道なんだよ・・そう
人は通ってはいけないんだ・・・」ぴろりんの脳内はアドレナリンがたまり過ぎてぶっ壊れはじめてるのだ(((=_=)))

先を歩くパパが立ち止まり後ろを振り返ると、それは不吉な合図・・・
「ぴろりん。。残念なお知らせです。銀色に光るものがあります・・・」
怖い怖い鎖場が待ち構えているのだε-(ーдー)ハァ
ストックをパパに預け無心で下りる。もはや悲鳴や言葉は出ない。ぴろりん隊には珍しく静かな張りつめた山歩きだ。

そしてまたパパが振り返る。暗黙の了解で持っていたストックをパパに渡す。
それまでは、パパは長いまま手に持って下り、危険箇所を越えるとぴろりんに渡してたのだが、今回は
ストックを短くたたみ、ぴろりんのザックにしまう・・ヒイィィィ!!!!(゜ロ゜ノ)ノそんな危険なのか!
いよいよ小こうげの鎖場にさしかかった様だ・・・・

俗世ではこれを絶壁と呼ぶ筈・・・・ここを下りるのか・・・アハハハハハ;;;;
追い詰められると人は力なく笑い出すようだ・・・・


リタイアなんて出来ない
戻るも地獄、進むも地獄・・ならば進むしかない。
仮にパパがシュワちゃんの様な強靭な体の持ち主で「よし!背負って下りてやる!」と言われても
それはそれで怖ろしい;;自分で下りるしかないのだ!!

そう・・・山に登るというのはそうゆう事
全て自分でやるしかないのだ。自分の足で登って自分の足で下りる。。至って単純で厳しい事なのだ。

その後は無我夢中で、どう乗り越えたのかよく憶えてない。
2段か3段の鎖を越えたような・・・

岩にしがみついての短いトラバースもある。
短くても足元の下は急斜、落ちたらアウト。
2歩程度横にトラバースするだけなのだが、その一瞬の間は岩に足をかけ、手で岩を掴んでるしかない。
鎖も木の根も安定したホールドが無いのだ;;
普段なら座りもしないような不気味なコケを点々とつけた岩を魂を込めて抱きしめて通過。

ありがとう~~!ありがとう!岩よ!見捨てないでくれてありがとう!!

結局どれが地図表示の危マークなのかわからない程の危険箇所をいくつも越えて
自分の背より高い熊笹にバシバシ叩かれながら茫然と歩き犬越路避難小屋へ着いた。

とてもキレイな小屋で難所を越えて弱りきったぴろりんには超安全地帯だ。
一生ここに住んでもいいと思ったd( ̄  ̄) ヾ(^o^;オイオイ・・・

ここで中休憩。
下山途中からずっといっしょに難所を越えてきた一組の夫婦がいた。
ぴろりんが遅いので先にと道を譲ったのだが「うちも遅いからいいのいいの(*^o^*)ゆっくりやって」
と気長にぴろりんの行動を見守ってくれていた夫婦だ^^
小屋までずっと共に恐怖をわかち合い、共に行動してきた!もう親友になりたい気分だ(T.T)
「おリンゴいかが?」と声をかけてくれる(┯_┯) ウルルルルル 人の優しさが身にしみる;;

親友達が先に出発し、ぴろりん隊もひとのんびりした後、用木沢出合いに向う。
涸れた沢を下りていく。
ゴロゴロで歩きにくい事この上ないが文句も出ない。
地に足がついてるだけで幸せなんだあ~~\(・o・)/←(すっかり人格が変わった)

長い長い山行が終わり下界に戻った。
傷ひとつ負わずに帰れた。
今出てきた下山口に深々頭をさげ「ありがとうございました~~」←(変わった;;変わりすぎだ;;)

やっぱり檜洞丸・・・不動の№1でしたv(=∩_∩=)


西丹名物、おやつ犬のボビー・・・また会えなかった( p_q)エ-ン
どこ行ってたのかな・・畦が丸かな・・大室かな・・